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十六夜恋歌-春- 一之瀬咲也 (CV.櫻井真人)

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十六夜恋歌-春- 一之瀬咲也(CV.櫻井真人)

 

トラックリスト

  1. 壱:出逢い
  2. 弐:夜道
  3. 参:二人の距離
  4. 肆:決心
  5. 伍:想い人へ
  6. 陸:夢幻
  7. 漆:覚悟
  8. 捌:花明かり
  9. 玖:巡る春
  10. キャストトーク

 

アニメイト限定盤「夜半ノ嵐」

ステラワース限定盤「花ノ嵐」 

 

▼一之瀬咲也

算術家の息子。家が隣同士で寺子屋の娘の主人公とは剣道場で出逢い、幼馴染の関係。剣術の道を極めて、世の中を良くしたいという理想がある。その一方で主人公のそばにいたいという想いもあり、葛藤する。

 

▼特設サイト

十六夜恋歌シリーズ

 

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物語は寺子屋の娘の主人公が、学問所に来ていない咲也を剣道場から連れ戻しにくるシーンからスタートします。2人ともまだ子供。(櫻井さんが、高く無邪気な声で演技されてます。)連れ戻しにきたものの、「俺は剣道場の門下生になるんだ!」と聞かない咲也。主人公が勉強が大好きですが、性別の壁がありなかなか勉強できない環境のようです。

 

「そうだ!お前は学問に励め!そして学んだ事を俺に教えろ!その代わり、お前の身は俺が守ってやる!」

"男の自分に勉強を教える"というのを理由に、親を説得しろという咲也くん、本当に可愛くていい子です。

 

※調べたところ、寺子屋の男女比率は7:3くらいで圧倒的に男子が多かった模様

※なお、寺子屋に入る歳は5〜6歳なので、2人ともそのくらいの歳だと思います

 

その後も2人でたびたび会っており、咲也は剣術、主人公は勉学に励んでいます。咲也には理想があり、剣の道を極めて、世の中を良くし、主人公の事も守りたいと思っているみたいです。

 

 

 

時は流れました。

 

夜道であなたが歩いていると、つけられている気配が。実は辻斬り(要は通り魔殺人です)に襲われそうになっていたのでした。

そこに咲也がきて、主人公を助けてくれます。「夜中に出歩く時は俺を呼べと言っているだろう」とちょっと怒られてしまいますが、どうやら咲也を呼んだけど、稽古に疲れて爆睡していたので気づかなかったようですね(笑)起きて主人公がいなかったので、探しにきてくれたようです。

 

「とにかく一人で夜道をあるくな!…あの男が刀を持ってお前の後ろにいるのを見た時...身が凍るかと思った...」

 「お前はもっと自分を大事にしろ。...それから...もっと俺を頼れ...。」

 

 

剣術に励む咲也に、主人公は差し入れのおにぎりを持って行きました。

咲也くんはおにぎりを握るのが苦手なようで、主人公に笑われてしまいますが、「飯炊きのうまい女を娶ればいいだけだ!」と自信満々。「お前は飯炊きがうまいな...」とぼそっと言いますが、「深い意味はない!」と照れ隠し。

咲也の父はようやく息子が剣術の道を極める事を認めてくれたようです。父に口添えしてくれていた主人公にも感謝しています。

 

そのあとは、2人で羽子板市へ。

主人公に羽子板を買ってあげます。それを持った主人公を見て思わず「綺麗だな…」と見惚れてしまう咲也。人が多いからと「腕につかまっていろ」と言ったものの、咲也も主人公も赤くなっているみたいですね。微笑ましい。

 

 

夕方になり"冷えてきたから"、と体をくっつけながら歩く2人。京で起こっている暴動の話など、ちょっと不穏な空気が…。それでも咲也は「俺はずっと、お前を守る。」と言ってくれます。恥ずかしくなって、ついつい早歩きになってしまう主人公。

 

「こんなに気まぐれでは嫁の貰い手もないな。でもお前に貰い手がなくても、俺がなんとかしてやる。」 「なんとかって…?」と聞く主人公に対し、

「良家へ嫁ぎ損ねた学問所の娘など、剣の道に魅せられた男の元へ嫁ぐくらいが丁度いい。」と答えてくれます。いい雰囲気になってきました。 

「今、お前と一緒に歩けて嬉しい。」といい、春が一番好きだという話をします。 「道場前に咲く、桜が見たい。」と。しかし、次にきた春は2人の別れの季節になってしまいました。

 

 

 

ある話を聞いて、主人公は慌てて咲也のところへきます。

「明日、江戸を発つ。この季節も見納めだ…。」

初めて出逢った時の話から、2人の思い出、そして咲也が何を想っていたのかを語り始めます。京では暴動が続いていて、お役目をもらった師範についていき、剣を振るうつもりとのことでした。

「師範にお前のことはいいのか、と言われた…。比べるべくもない…お前なんて…。」

 

ここからちょっと悲しいパートです。「国を守ることが、お前を守ることにつながる。」と決心を固めているようですが、主人公への気持ちを断とうとする咲也もだいぶ辛そうです。

「俺のことは早く忘れろ。」

「最後にこの桜が一緒に見れて…よかった…。」

抱きしめるのを我慢して、去ってしまいます。

 

 

 

トラック5の「想い人へ」は咲也の京からの手紙。

主人公は懲りずに咲也に手紙を書き続けているらしく、咲也の気持ちも揺れているようです。離れたことへの後悔の気持ちや、主人公の想い溢れる手紙です。聞いていて私も思わず涙がポロリ。

京では役目をこなし、京は平穏になってきたよう。江戸でも暴動が活発化しているので気をつけろという咲也。

「近くで守ってやれなくて、すまない。」

 

 

 

主人公が不逞浪士の暴動に巻き込まれているところに、咲也が通りかかります。

主人公は咲也が江戸に帰ってくる噂をきいて、思わず咲也を探して暴動の中にきてしまったようです。抱き合いながら再会を喜ぶ2人。

「お前と離れたことを後悔した。」と気持ちを打ち明けてくれますが、 葛藤があるようです。そんな咲也に、主人公は抱きつき告白をします。

 

 しかし、咲也は次の日にはまた長州へいってしまい、大きな戦にいくといいました。「俺のことは忘れろ。」と言いますが、「咲也らしくない。」といい返す主人公。

「俺はどうしたらいい!この役目も戦いも、俺が望んだことだ!でも、お前が心から欲しいのも事実だ。」 と気持ちを打ち明ける咲也。

 主人公は覚悟を決めて、咲也の手を引っ張り、家に連れていきます。 

 

迷っている咲也を押し倒し、突然キス。そして「一度だけでいい」と言います。

「俺のものになりたいといったことを後悔するなよ。」

「一度だけ、桜の魅せた夢ということにしよう…。」

 

 

 

ここから甘スタート。

個人的には「京でも女遊びに誘われたが行かなかった。お前しか抱きたくなかった。」というセリフがぐっときました。咲也くん主人公大好きすぎ。

まあ"進行"は大体他の作品と一緒なのですけれども(笑)そのまま2回目スタートさせてフェードアウトしたのはちょっとびっくりでしたね。

 

朝になり、先に起きた咲也。寝ている主人公の顔を見つめ、旅立ってしまいます。

「お前は俺にいつも大切なものをくれる。ありがとう、すまない…!」

 

 

戦っている咲也、胸を切られてしまいますが、気力で戦い続けます。「絶対に生きる」という意思が感じられます。(ちょっと、るろ剣チック。)

 

無事に生還できたようで、主人公と月見をしています。

「刀を存分に振れなくても、お前と一緒にいられる今が良い。」

甘トラック2回目スタート。

 

主人公が傷にキスをするシーンよかったです、一瞬で終わりますが(笑)2回目はちょっと咲也がSな感じです。

「死ぬかもしれないと思った時、後悔した。お前が俺のいない場所で生きているのを想像しただけで、気が狂いそうになった。あの時、俺は本当に自分が求めるものに気づいたんだ。」

(カンドー( ;  ; )←私)

このトラックでもまだまだ1回じゃ終わりません(笑)なんかすごいボリューミーw

 

 

次の日に起きて、「花見に行こう。」という咲也。「次も、その次の春も、一緒に桜が見たい」という主人公に。最後は咲也から。

「好きだ。一生共にいてくれ。」

 

 

 

 

アニメイト限定盤「夜半ノ嵐」

一緒に寝ようという咲也でしたが、主人公は読み物に夢中な様子。欲しがっていた書物を主人公に買ってあげたものの、後悔している咲也。書物に嫉妬しています(笑)

「"あと少し"は聞き飽きた。そんなに面白い本なら、俺が何をしても気にならないな?」

主人公も(当然ですが)手が止まってしまいます。アニメイト特典は、結構ドSな咲也さんが見れます。

終わったあと「これに懲りたら、夜は必ず俺と一緒に寝ることだ…。」と耳元で囁いてくれます。そんな咲也に主人公は「かわいい」とちょっと余裕な様子。子犬のように拗ねる咲也くん本当にかわいいです。

 

 

▼ステラワース限定盤「花ノ嵐」 

アニメイトとは逆に、刀の手入れに夢中になっている咲也に、「わたしより刀の方が大事なの?」と主人公が嫉妬してしまうというお話です。なんか「しているところみせて」なんてシーンもあり、主人公が咲也にするシーンもあり、本編もそうだけど、内容が濃い(笑)もう咲也が主人公にベタ惚れという感じで終了です。

「お前の手入れは刀よりも大変だ。我を忘れないように気をつけなければ。」

 

 

 

 

とにかくすごいボリュームでした!!

 

ガヤとか、敵キャラの声もちゃんと入ってて。BGMも入っていましたよ。別れのシーンとお手紙のシーンはBGMの煽りがすごくてポロポロ泣けてきちゃいました。

櫻井さんは相変わらずいい演技だし、今回は大人の演技だけではなく、幼い演技も聞けたので嬉しかったです。「ぼくがまもる」とか言っちゃうショタ好きです←

 

幕末モノは、もう無類でウェルカムなんですけれども(笑)丁寧なストーリー構成だったので聞いていて情景が浮かぶというか。18以上推奨作品を聞いているということは、少なからず甘トラックにも期待を持って買うのですけれど、今回はむしろ余分に感じてしまった(笑)甘トラック抜きでも、十分にいいお話でした。

 

時間の問題だろうけども、戦いで胸を切られて「大丈夫か…?!」からの、月見のシーンは時間飛びすぎていて、一瞬わけわからなくなりました。「もしかして死んだのか?」とか考えてしまった(笑)

1分でもいいので、帰って来たシーンをいれたらよかったのかもしれませんね。むしろ再開してキスして”おしまい”でもいいくらい。2回目入れなくてもよかったかも。

 

 

今回の作品で期待が持てたので、マーガリン天狗さんの作品も買ってしまいそうです。

幕末の暗殺業の子なんて、大河ドラマ龍馬伝”で岡田以蔵を猛プッシュしていた私としては、もう買うしかないじゃないですか(笑)

予告文には「自暴自棄になって無理やり」とか書いてありますね。無理やり系あまり好きではないのですけれども、マーガリンさんのそういう演技は見たことないので、期待しています。低くきてほしいなあ〜。

 

 

最後に、ジャケイラストを担当されたゴゴちゃん様が、発売記念イラストを上げていらっしゃいましたので、リンクを貼っておきます。

Love Tranquilizerやラブユーブングも担当されてる人気のイラストレーターさんですね。まいねさんと同じくらい好きです。