それはささやかな恋のはじまり 三浦綾人 (CV.櫻井真人)
トラックリスト
- ささやかな出来事
- 器用な指先
- 過去と現在
- 恋のはじまり
- stay night
- 信じてる
- stay night again
- 最後のラテ
アニメイト限定盤「ドレスを脱がせないで」
ステラワース限定盤「指先に悪戯」
▼三浦綾人
173cm、23歳。バーベキュー会場の隅っこで出会い、あなたを助けてくれた青年。カフェ店員として働いているが、前はヘアメイクの仕事をしていた。手先が器用でラテアートが得意。
▼特設サイト
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「なんだ、誰もいないかと思ったんだけど。」
先輩に騙されてバーベキュー合コンにきた綾人くんとの初めての出会い。綾人くんちょっと不機嫌です。少々事情があって会場から離れていた主人公に、気だるそうに話しかけます。
主人公の事情っていうのは、主人公の頭の一部が薄くて、それを隠すためにしていた髪留めが壊れてしまった、とのことでした。 綾人くんはそれに気付き、なんとかしてくれようとします。だんだん打ち解けていく2人。綾人くんの"ペンちゃん"というぬいぐるみと主人公が似ているらしく、ついつい親近感が湧いて初対面なのに「お前」って言っちゃう綾人くん。
結局、髪の毛は綾人くんの大きなハンカチをターバン代わりにして解決。主人公は自分で巻こうとするけど、ハチマキみたいになってしまって、「昔こういうお仕事をしていた」という綾人くんにやってもらうのでした。お互いに名前を教え合って別れます。
後日、主人公は綾人くんが勤めているカフェにやってきます。ハンカチを貸してくれたお礼に、タオルとペンギンのキーホルダーをプレゼント。カフェのメニューでラテを勧められて注文する主人公。ラテアート付きとのことで、ウサギ、クマ、お花から選べるとのことですが、迷ってしまいます。「じゃあ、おまかせでいい?俺の好きなものにするけど。」と、綾人くんが描いてきてくれたのは、ペンギンのラテアートでした。
「お前のだけ、特別な。」
主人公は「美容院に行きたいけど、薄いところが気になる」と相談します。すると、綾人くんがお店の裏で髪を切ることを提案してくれます。切ってる間も緊張している綾人くん。切り揃えるだけだったけど、ちょっとした提案ですごくいい感じになったようです。
「半年間、誰の髪も触っていない。ヘアメイクの仕事を辞めた時に、もう誰の髪の毛も触らないって決めたんだ。」
もうヘアメイクのお仕事をするつもりはないとのこと。でもちょっと未練が伺えます。主人公が、髪を切ってくれたお礼がしたいというと、「付き合ってほしいところがある」と気まずそうに言うのでした。
綾人くんが付き合ってほしいと言ったところは、レディースブランドのショーでした。主人公の当日のヘアメイクは綾人くんがしてくれた様子。「お前は可愛いよ、でも俺からしたらまだまだ。」といわれて、ペンギンキーホルダーをひっぱる主人公。綾人くん、ちゃんと付けて大事にしてくれてるみたいです。
そこへ、綾人のヘアメイク友達が話しかけてきます。余った指定席のチケットを譲ってくれました。友達は綾人に「お前の腕はみんな認めてる。こっちの世界に戻ってこい。」と言いますが、何やら事情があるみたいで「戻る気はない」と、さっきまでとは違い、返答の暗い綾人くん。友達は電話がかかってきたので、行ってしまいました。
いよいよショーがスタートします。昔の思い出を語りながら、しばらくすると、とあるモデルが出てきたところで、綾人くんが動揺し始めます。「ごめん... 気分わりぃ....」そんな綾人くんの手を主人公は優しく握ってあげます。「ちょっと落ち着いた」と言いますが、結局会場を離れることになりました。
外に出たところで、綾人くんが美容師を辞めた事情を話してくれます。さっき登場したトップモデルの髪を切っている最中に動かれてしまって、顔に傷をつけてしまったとのことでした。それがきっかけで、はさみが持てなくなったようです。でも主人公に対してだけは大丈夫だったと話してくれます。
暗い顔の綾人くんに、ペンギンの顔真似をして笑わせてくれようとする主人公。それをみた綾人くんは、気持ちが高ぶって、思わず主人公を抱きしめてしまいます。
「バカだな...すごくバカで...かわいい...好き......」
ここで我に返りバッと主人公を離します。慌てて、今の無し!と言いますが「無しじゃない!俺、お前の事好き。付き合ってくれない....?」と言います。主人公のお返事はもちろんOK。仲良く手を繋いで初デートへ。
主人公が綾人くんのお家に行く日がきました。夕飯の食材と一緒に、お家に遊びに行っても不便のないよう2人でタオルやらなにやら、いろいろ買い込んでいます。タオルはあげたやつがあるから、と主人公はいいますが、綾人くんは「あれは俺専用、俺しか使っちゃダメ。」と、ラブラブです。また、歩いている時に来月オープンの美容院のお店を見つけ、綾人くんは気になっているみたいでした。
綾人くんの家で2人で仲良く料理。美味しいものができたみたいです。「片付けは俺がやる」と優しい綾人くん。主人公のおばあちゃんが綾人くんに会いたがっているようで、今度会いに行くことになりました。お風呂が沸いた音がして、主人公が先にお風呂に入ることになりました。
「....寒くない....?」
ここからいきなりの甘トラック15分。もちろんですが、綾人くんが主人公を大事に大事に扱ってくれました。 苦しい?平気?とだいぶ気遣ってくれます。結構耳元にいて、密着してる時間長かったです。櫻井さんの上っていくまでの演技バランスがよくて素敵でした。「バーカ。俺が気持ちいいかなんて、お前が気にする必要ないんだよ。」というセリフがよかったです。終わった後も身体辛くない?と終始優しく、ちょっとデレてくれるようなセリフも。まさに理想の彼氏です。
翌朝、会社に行く前のヘアメイクをしてくれるとのことでしたが、主人公の会社に男性がたくさんいると分かると「鼻メガネとお下げで通勤しろ、彼氏命令。」と、ちょっと嫉妬しています。主人公が「えぇー」というと、「自分もパンチパーマにグラサンで仕事に行く」など冗談を言い合う2人。甘いキスをして主人公は出勤。
主人公の家に来て挨拶をした綾人くん。おばあちゃんの髪も切ってあげたみたいです。家族の人が布団を主人公の部屋に用意してくれて、同じ部屋で寝ることになりました。
キスをしてたらだんだん盛り上がってきて、甘々へ突入。綾人くんも最初は自制してましたが、主人公が深いキスをしてきて結局リミッターが外れてしまいました。主人公が攻めるシーンもあって、綾人くん上ってきちゃいます。枕に顔を当てて声が出ないように、と1回目とは違って後ろから。終わった後はやっぱり気遣って、優しい優しい綾人くん。
綾人くんの勤めているカフェであっている2人。今回のラテアートはカップルのペンギンでした。綾人くん、恥ずかしそう。「今日はカフェで働く最後の日」と告白されました。デート中に見つけた美容院で働くことが決まり、アシスタントからやり直すとのこと。誰かを綺麗にして、喜んでもらう仕事がしたいこと、主人公を通してそう思えることができたこと。「ありがとう。最後のラテと、それが伝えたかった。」
そして最後に呼び止められます。
「愛してるよ。」
▪︎ステラワース特典「指先に悪戯」
シュークリームを食べている2人。綾人くんがクリームを拭った指を、主人公が舐めてしまいます。すると綾人くんは「ちょっと、変な気持ちになった。」とそわそわ。強引にもう一回舐める主人公。綾人くん盛り上がってきちゃって甘々へ突入。舐めあいっこまで始まっちゃいます。今までは気遣ってる感じが多かったけど、ちょっとお遊びな感じも混じってて可愛かったです。個人的にはしてる時に主人公が綾人くんの耳を舐めるのですが、その時の演技がもう我慢できないって感じがして好きでした。
「またシュークリームかってきたら、さっきのやつやって...?」
気に入ってる作品なので、あらすじなんて書く予定なかったのに、すごい文字数になってしまいました(笑)櫻井さんを初めて聞いたのは追憶のフィアンセですが、甘々トラックはやっぱりした後に耳元でしばらく息を整えてくれる演技が好きで、今回もそれがあったので満足です。
すごいトラウマの割にはあっさり解決してしまって。展開が不満な方も中にはいらっしゃるでしょうけど、個人的には何も考えずにすんなり聴けるので好きでした。弊害があるより、日常系を好む傾向にあるようです(笑)
櫻井さんの演技はやはり素敵で。主人公の髪を触る時はちょっとフゥーと息を吐いたりして、緊張している様子が細かな演技や声のトーンで表現されていたと思います。
長々となりましたが、日常系を好きな人、尽くしてくれる人が好き、かっこかわいいどちらも楽しみたい人などにはお勧めできる作品です。